一昔前であればビジネスマンの誰もがしていたネクタイピン。
しかし、今は使っている人と使っていない人がいます。
むしろ、どちらかと言えば「ネクタイピンを使わない」のがスタンダードとなっています。
街や駅などでも、スーツ姿でタイピンを付けてる人はなかなか見つからないのでは。
この記事では、いまどきの若者がネクタイピンを使わない理由や、プレゼントの意味などを解説します。
記事を読んで、ネクタイピンをプレゼントすべきなのか?相手が喜んでくれるのか?などの疑問をぜひ解消してください。
目次
いまどきの若者がネクタイピンを使わない理由
おしゃれの要素が強い
ネクタイピンは、以前はネクタイをぶらぶらさないためにジャケットを着ていない時は使うのがマナーとされていました。
しかし現在では、ネクタイピンはファッション要素が強く
- スーツ姿でもおしゃれをしたい
- 身だしなみにこだわりたい
という人が付けています。
若い人がスーツを着る機会と言えば就活ですが、就活でネクタイピンをつけると悪い印象を与える場合があるので、無難につけない人が多くなっています。
もちろん就活でネクタイピンを使っても問題ありませんし、選考の結果を大きく左右するというものではありません。
しかし、派手で個性的なネクタイピンは、
- チャラい
- 礼儀がない
と思われてしまい、悪い印象を与えてしまう可能性があります。
就活では、ファッション目的ではなく機能目的でネクタイピンを選ぶ必要があります。
オヤジ臭いという印象がある
また、ネクタイピンは「年配の人がするもの」という印象もあるようです。
特にバータイプのタイピンは、年配の方がよく付けていたという印象もあるのか、「オヤジ臭い」というイメージが定着してしまっているようです。
スーツを着る機会がそもそも減った
昨今のコロナ禍によって、オフィスに出社しないリモートワークが増えています。
また、クールビズやオフィスカジュアルなど服装のルールを見直しを行う企業も増えているので、そもそもスーツを着る機会が減っています。
最近ではネクタイピンを製造する企業の倒産ニュースもあるので、それだけネクタイピンの需要は減っていると言えます。
クールビズ浸透にコロナが追い打ち 老舗ネクタイピン販売業者が破産へ - ライブドアニュース
このような背景があり、若者のネクタイピン離れが加速しています。
何のため?ネクタイピンをつける理由
ネクタイピンをつける理由は、オフィスや飲み会の席でネクタイをぶらぶらさせないためです。
オフィス内でジャケットを脱いだ際、ネクタイがプラプラしてしまっては格好が悪いです。
また、飲み会の席でも食べ物に付いてネクタイが汚れてしまったり、お酌をする時もいちいちネクタイを抑えて行動するのはとても面倒です。
ジャケットを着ていれば、ネクタイがぶらぶらすることはありません。
そのため、ビジネスマナー上ではジャケットを着用しない時はネクタイをネクタイピンで留めるのが一般的なマナーとなっています。
一昔前はネクタイピンは必須のアイテムで、付けていることがマナーでもありました。
ネクタイピンをプレゼントする
今時の若い人は使わなくなったネクタイピンですが、あったらあったで、いざという時に役立ちます。
会社によっては就業規則で付けなければならない所もあるそうなので、相手の会社によっては利用頻度が高い場合もあります。
ネクタイピンで止めて、スマートな身のこなしをすれば、周りの人から「キチンとした人」というイメージが持たれますね。
ネクタイピンをプレゼントされたら嬉しい?
ネクタイピンをプレゼントした・またはされた方の意見をいくつかピックアップしました。
ネクタイピン推奨派
タイピンは、お洒落アイテムとしては、良いと思います。
私は新人の頃から10年以上つけています。
ネクタイの結び目が下がらずに済むので、1日中、かっちりとした首元でいられますので。
ネクタイピンも彼が普段から使っているなら、いい案だよね。
せっかくだから気に入って使って貰えるものをあげたいし、彼に色々とリサーチしてみると良いよね(*´ω`*)
高校生ですが、制服につけていっています。
学校では周りにもつけている人が何人かいます。ネクタイを汚さなくてすむため、シンプルなものを普段からつけていればよいと思います。
ネクタイピンおすすめしない派
タイピンあまりオススメ出来ませんね。
相手と向きあった時に嫌でも目につくので、高いのはつけれません。
目立ち過ぎるんですよ。
旦那も、30代半ばですけど、タイピンしてません。
持ってません。したことないそうです。
ネクタイピンって使う人と使わない人いるからねぇ
ネクタイでいいんじゃない?
最終的に、「人による」というのが結論のようです。
普段から使わない人に「使って欲しい」という気持ちでプレゼントして贈るのは避けた方がいいですが、1つも持っていない人も多いので、いざという時のためにプレゼントするのもアリだと思います。
ネクタイピンのプレゼントの意味や心理
靴をプレゼントすると、海外では「この靴を履いて私の元から去ってください」という別れの意味になるように、ネクタイピンにも特別は意味はあるのでしょうか?
真偽のほどはわかりませんが、
- 「あなたに首ったけ」
- 「束縛したい」
- 「あなたを支えます」
- 「あなたを尊敬してます」
などの意味があるようです。
ネクタイが首に巻かれるものから連想されていると思いますが・・・
もらった相手がプレゼントの意味まで推測するかどうかはわからないので、あまり気にする必要はないと思います。
ネクタイピンの選び方
もしネクタイピンをプレゼントするなら
- デザインはシンプルなもの
- ワニロ式で使いやすいもの
を選ぶのがおすすめです。
派手なネクタイピンだと、シンプルなスーツに浮いてしまい、結局使う機会が減ってしまいます。
フォーマルな場所につけていくネクタイピンですので、あまり派手なデザインだと「礼儀がない」と悪い印象を与えかねません。
また、ネクタイピンにはタイピンとタイバーの2つがあり、それぞれで留め方が違います。
(まとめてタイピンと言われることが多いです)
中でもワニ口式のネクタイピンは、クリップひとつでネクタイとシャツを固定できる定番の形です。
とても使い勝手がいいので、初めてネクタイピンを購入する方は、まずはこちらを選んでおけば間違ありません。