ご祝儀のオンライン決済の手数料を比較!令和はキャッシュレスな電子マネーで

キャッシュレス決済が普及してきたこともあり、ご祝儀のオンライン決済ができるサービスが増えています。

「ご祝儀はオンライン決済でキャッシュレスで集めたい!」
「ご祝儀は電子マネーの方が嬉しいとゲストから声があった」

そんなオンライン決済サービスに悩んでいる方に向けて、どんなご祝儀の集め方や、決済手数料を比較して一覧にまとめました。

それぞれサービスごとにメリット・デメリットがあるので、新郎新婦の価値観やゲストの状況によって、最適な方法を選んでください。

個人的におすすめなのは「Web招待状 + 銀行振込」もしくは「PayPay」です!

ご祝儀のオンライン決済の方法は3つ

まず、ご祝儀のオンラインで送る方法は3つあります。
それぞれ手数料やゲスト、新郎新婦にとっての手軽さが違います。

オンライン決済 手数料 手軽さ
スマホ決済
(電子マネー)
Web招待状の
事前決済
×
銀行振込

ゲストが普段よく使うならスマホ決済サービス

LINEPayやPayPayなど、普段使い慣れているゲストが多いなら、一番おすすめできる方法です。
決済アプリを普段から使っていない人は面倒ですが、慣れている人にとって最も簡単な方法になります。

送金手数料は無料、出金する際の手数料も千円以内におさまり、反映もスピーディ。

サービスの選ぶ際は

  • ゲストへの負担を考慮して、ユーザー数が多いもの
  • 式場への支払いのため、銀行(日本円)ですぐ引き出せること
  • 1日の出金上限が高く出金手数料が安いもの

を選ぶのがポイントです。

結論から言うと、ご祝儀を送ってもらうならLINE PayかPayPayがおすすめです。
逆に、楽天ペイは出金手数料が高いのでおすすめできません。

スマホ決済サービス比較
利用者数 出金手数料 出金上限 出金反映まで
LINE Pay
ラインペイ
220円 100万円/日 1〜2日後
PayPay
ペイペイ
無料〜100円 50万円/日 即時〜4日後
kyash
キャッシュ
× 220円 100万円/日 当日〜1営業日
pring
プリン
× 無料〜220円 50万円/日 1~2営業日
PayPal
ペイパル
5万円以上無料 上限なし 3〜6営業日
d払い 110円〜220円 2〜10万円/日 即時〜2営業日
楽天ペイ 出金額の10% 10万円/回
※月100万円
即時(楽天銀行)

※上記オンライン決済サービスの個人間送金は手数料無料です。

おすすめはLINE Pay(ラインペイ)かPayPay(ペイペイ)

ご祝儀の決済に向いているのが

  • LINE Pay(ラインペイ)
  • PayPay(ペイペイ)

です。

利用ユーザーも多くゲストの負担がかからず、出金手数料も最大220円と低め。

ただしPayPayは1回の出金上限金額が50万円となっているため、50万円を超えるご祝儀あった場合に複数回に分けて出金する必要があります。

送金方法もとても簡単

LINE Payなら、友達のトーク画面から簡単に送金できます。
まだLINEの友達になっていない方はLINEのQRコードを印刷しておき、友達追加後に送金してもらいましょう。
参考:簡単!LINE Pay(ラインペイ)で送金する・送金を受け取る方法

PayPayでは、「受け取りリンク」からQRコードを発行することでご祝儀の受け取りができます。
友達追加の必要がない分、LINE Payよりも簡単と言えます。
参考:PayPay(ペイペイ)個人間送金の方法・受け取り方 手数料や限度額について

ご祝儀を当日集める場合は、 各種電子マネーの受け取り用QRコードを受付に印刷しておけば、慣れている参列者ならすぐに対応してくれます。

LINE PayのQRコードは友達追加のリンク。
PayPayの場合は受け取りリンク(48時間有効)が記載されているようです。

おすすめできないスマホ決済

普段使い慣れているサービスでも、大金を扱うご祝儀となると不向きなサービスもあります。
理由は、現金化する際の手数料の高さです。

楽天ペイは出金手数料が高すぎる

利用ユーザー数の多い楽天ペイですが、結論から言うとご祝儀のオンライン決済に向いていません。
理由は、「金額の10%」という出金手数料の高さです。

参考:楽天キャッシュルール|出金する

楽天キャッシュの現金化には、まさかの10%もの高額な手数料がかかります。
楽天市場での利用を想定した電子マネーだと思いますが、式場に費用を支払う際に現金化が必要なオンライン祝儀とは相性が悪いです。

ただ、集めたご祝儀は全て楽天市場で使う人なら検討しても良いでしょう。

d払いは1日の出金上限が低すぎる

利用ユーザーが多く、ご祝儀のオンライン決済に向いてそうなd払いですが、1回の出金限度額が最大10万円までという制限があります。

払い出し場所 セブン銀行ATM 銀行口座
1度に払い出しできる金額 10万円まで 2万円まで
1か月に払い出しできる回数 10回 5回

参考:ドコモ口座|払い出し

セブン銀行の口座を持っていない場合は1日2万円までという制限があるため、30万円のご祝儀が振り込まれた場合に15回も出金手続きを行う必要があります。

「式費用は自己資金で立て替えられるし、ゆっくり出金すればいい」という人でない限り、おすすめできません。

便利だけどまだ利用者が少ない決済サービス

これら3つのサービスは、まだ一般的的にユーザーに浸透していません。
アカウント作成〜口座登録と、初期設定でゲストに負担をかけてしまうため、おすすめできません。

しかし、決済サービスとしてはとても便利で使いやすく手数料も激安。
招待するゲストで使っている人が多そうなら、検討してみる価値はあります。

スマホ決済はこんな人におすすめ
・キャッシュレス決済(LINE PayやPayPayなど)に慣れている友人が多い
・ご祝儀がなくても、自分で式費用の建て替えができる

便利だけど手数料が高い
Web招待状の事前決済

クレジット決済対応のWeb招待状は、ゲストが簡単にクレジット決済できます。

しかし、手数料がかなり高いのがデメリット。

手数料2〜5%ならそこまで高くない雰囲気がありますが、3万円のご祝儀となると1%が大きな差になります。

招待状 手数料 ご祝儀3万円に
かかる手数料
負担者(選択)
楽々!WEB招待状 2% ¥600 主催者
Dear 2.9% ¥870 ゲスト / 主催者
marica(kruca) 3% ¥900 ゲスト / 主催者
Weddingday 4% ¥1,200 主催者
Biluce 5% ¥1,500 ゲスト / 主催者

もしご祝儀の総額が200万円だった場合、手数料3%の合計は6万円になります。
(参加者65人 × ご祝儀3万円 = 195万円)
手数料をゲスト負担に設定することもできますが、ご祝儀に追加して手数料まで負担してもらうのは心苦しいもの。

もちろん参列者全員がキャッシュレス決済をするわけではありませんが、手数料の合計は一度計算してみましょう。
また、集金が完了しても銀行振込まで1週間〜15日ほどかかります。

招待状 振込タイミング
楽々!WEB招待状 式開催の
1週間前
marica
(kruca)
支払い期限日から
10日後
Dear 申請から
約1週間
Weddingday 申請から
10営業日
Biluce 招待状の返信日から
最短15日

式場への支払いのタイミングも考慮した上で、ゲストの支払い期限のスケジュールを調整しましょう。

Web招待状がおすすめな人
手数料がかかっても良いから、ゲストに負担をかけたくない。

ご祝儀は銀行振込がメジャーに

「銀行振込 = お金集め」というイメージがあるため、「集金している感」から抵抗がある人も多いと思います。

ただ実際Twitterなどでは、むしろ「銀行振込みにしてほしい」という本音が多くあります。

海外に目を向けてみると、ベトナムではご祝儀を銀行振込で渡すケースが増えているそうです。

参考:イマドキ結婚式、ご祝儀は口座振込

振込手数料はゲスト負担になりますが、数百円なのであまり負担にもなりません。
また、ネット銀行なら手数料がかからない場合も多いです。

銀行振り込みなら誰でもできますし、抵抗感さえなければ一番便利な方法です。

ご祝儀のオンライン決済のメリット・デメリット

ご祝儀をオンライン決済のメリット・デメリットを、新郎新婦側、ゲスト側の両方でまとめました。

新郎新婦のメリット

  • 事前決済なので当日の費用に充当できる
  • 当日の大金を管理するプレッシャーから解放される
  • 親に大金を借りたり、ブライダルローンを組む必要がない

事前決済にしておけば、式の費用が工面しやすくなりますね。
また、友人から「新札を用意する手間が省けた!」と感謝されるかもしれません。

新郎新婦のデメリット

  • Web招待状の事前決済機能を使うと手数料が高い
  • 電子マネーの場合はQRコードを用意する必要がある
  • 現金化や出金など、お金の移動にタイムラグがある
  • キャッシュレス化をよく思わない人がいる

現金化に手数料や時間がかかるため、使うサービスの組み合わせが重要です。

また、やはりご祝儀のキャッシュレス化に違和感を覚える人もいますので、これまで通り現金でのご祝儀をメインに据えつつ、オプション的にキャッシュレス支払いが選べるようにするのが無難かと思います。

ゲストのメリット

  • 新札やご祝儀袋を用意する必要がない
  • 手ぶらで結婚式に参加可能
  • 遠方のゲストでもご祝儀を贈ることができる
  • クレカ決済ならポイントがたまる
  • 結婚式が重なってもご祝儀貧乏にならない

新札を用意する手間が省けるのが一番大きいと思います。
日中仕事で銀行まで行けない方は、新札の用意は大変ですから。

また、クレカ決済は新郎新婦の手数料負担が大きいのですが、逆にゲストにはポイントが貯まるメリットになります。

ゲストのデメリット

  • 急なキャンセルの場合、返金対応ができない
  • 参加ゲストによってはキャッシュレスに抵抗がある

事前決済の場合、急なキャンセルがあった時の返金対応ができません。
返金対応は主催者側でする必要があります。
しかし、考え方によっては当日のドタキャンを防げるというメリットにもなります。

結局おすすめなのは銀行振込

ゲストがどれくらいキャッシュレス決済に慣れているかや、手数料の金額から、どのサービスを選ぶか迷うところです。

でも私なら

Web招待状 + 銀行振込

を選びます。

世代を問わず慣れている銀行振り込み

銀行振込は誰もが使い慣れていますし、こちらも口座番号を伝えるだけなので手間がかかりません。
手数料も、ゲストが数百円の振り込み手数料を払うだけです。
(最近のネット銀行は月1〜3回までは無料のところが多いです。)

「集金感」は伝え方でカバー

唯一、デメリットとなるのが「集金感が出てしまう」ところ。

ですが、そこは伝え方次第で変えることができると思います。
たとえば、招待状に以下のような文章を入れてはどうでしょうか?

招待状の文章例
この度は出欠のご回答誠にありがとうございます
できる限りご列席の皆様のお手間や負担を減らしたく
事前お支払いをご利用いただけるよう準備いたしました
もちろん当日お持ちいただいても構いません
ご都合に応じてご利用ください

ご祝儀袋の用意や新札への両替といったゲストの負担を軽減することになりますし、コロナ感染のリスクも減らすことができます。
キャッシュレス決済はゲストへの配慮ということが伝わります。

さらに最近は「エシカル(地球にやさしい)」なウェディング流行しており、結婚式での無駄な廃棄を減らそうという動きも活発です。

結婚式に〇〇するだけで世界がハッピーに?エシカルウエディングについてや取り入れ方を紹介

オーガニック食材を使った料理や、フェアトレードの引き出物を選ぶなど、無理のない範囲で環境への配慮をすることで幸せの連鎖が生まれます。

  • 紙の招待状 → Web招待状
  • ご祝儀袋 → 銀行振込

というペーパーレス化は、環境にもゲストにも負担が少ないでしょう。
そういった意図をしっかりと伝えることで、キャッシュレス決済を理解していただけると思います。

まだ前例が少なく悩ましいところですが、せひご祝儀のキャッシュレス化に取り組んでみてくださいね。

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