コロナウィルス収束の目処が立たない中、結婚式の形が変わってきています。
ここ最近、お世話になった人に感謝の気持ちや結婚の披露をする場として、オンライン結婚式が増えてきました。
でも実際、どのような感じでオンライン結婚式をしているのでしょうか?
ゲストの反応など、実例を紹介していきます。
目次
オンライン結婚式の実例
「え?これが本番の結婚式じゃなかったの?」
と、思わず言ってしまいたくなるほど、完成度が高いオンライン結婚式がこちらです。
Favio Weddingから出ている「WEB婚LIVE!」で、今年5月にオンラインウエディングを行ったご夫婦。
来年5月に、会場での結婚式を予定しているとのことですが、この日の進行は下記のようなプログラムでした。
- オープニングムービー
- 聖歌隊による賛美歌
- 人前式(誓いの言葉、指輪の交換、賛同の拍手)
- ウェルカムスピーチ
- 乾杯
- ケーキ入刀・ファーストバイト
- 友人代表のスピーチ
- プロフィールムービー
- 全員参加のダンス余興
- サプライズでプロシンガーによる歌のプレゼント
- 集合写真
- 結びの言葉
こちらの会社では、ムービーを元々取り扱っていたこともあり、ウェルカムムービーやプロフィールビデオもクオリティが高く、ゲストからも絶賛されたようです。
オンラインという特性上、ムービーとの相性が良く、それを使った演出がしやすいのも特徴ですね。
また、オンラインだからこそお子様連れでも気軽に参加できたり、プロシンガーの余興も堪能できます!
オンライン結婚式を行ったお笑い芸人
バンビーノ藤田さん
6/6(St)藤田家オンライン結婚式
結婚して5年目で結婚式を挙げれるとは思いませんでした。
新しい選択肢を与えてくれたCRAZY WEDINGさんとそれを勧めてくれた嫁さん、関わって頂いた皆様に感謝です。
恥ずかしくも嬉しい写真たちはブログにちょっとずつ上げていこうと思います。#オンライン結婚式 pic.twitter.com/RDaFigDZBi— バンビーノ 藤田ユウキ🦌 (@fujiboy0730) June 7, 2020
バンビーノ藤田、オンライン結婚式に400人参列!“あのコンビ”の一夜限りの復活も
お笑い芸人のバンビーノの藤田さんご夫婦は、今年の6月にオンライン結婚式を行いました。
この結婚式を手掛けたのは、CRAZY WEDDINGがプロデュースしているCongrats!です。
タイムテーブルは、奥様のかおりさんのインスタグラムより。
このオンライン結婚式には、総勢400名が参加しています。
結婚式はリアルの会場で行われ、配信のみオンラインで行いました。
ゲストには、お笑い芸人仲間がたくさん。
二人のためだけに、一夜限りのネタを披露する余興タイムが続きました。
中には、2016年に解散したカバと爆ノ介が、ふたりのために再結成してネタを披露する余興も。
これには二人も感激していました。
「1秒でも多く、ゲストの皆さんに笑ってもらいたい」という思いで、内容も考えられたというお二人。
おふたりがオンライン結婚式を実際にしてみた感想としては
- 連絡が疎遠になっていたり、遠方の方で中々会えない方と話せた
- 参加したゲスト同士が、再会を懐かしんでグループチャットを作っていた。
オフラインではないフットワークの軽さがある - 花嫁目線だと、画面越しであるためお肌やダイエットなどが完璧じゃなくても大丈夫という安心感がある
- 入院していたり、施設に入っている高齢の祖母、海外にいる友人など、物理的には参加が難しい方にも、参加してもらえる
- 全員の顔がきちんと見られる
というオンラインウエディングの可能性を感じられました。
オンラインだからこそのトラブルも
一方で、オンラインだからこそのトラブルも。
- ネタのオチのところで、ミュートを忘れた全然関係ない方の顔がクローズアップされてだだスベリ。
- ミュートしていない人の音が入って、新郎新婦の言葉が聞けない
などのトラブルもあったそうです。
オンラインウエディングでは、ミュートするタイミングやルールをあらかじめ設けておくと良いですね。
ビスケッティの佐竹さん
「安倍晋三首相のものまね」で知られるお笑いコンビ、ビスケッティの佐竹正史さんが5月にリモート結婚式を行いました。
おふたりは自宅を飾り付け、リモートでの結婚式を生放送で公開。
奥様が美容販売員ということで、ヘアメイクもバッチリです。
佐竹さんが「行列のできる法律相談所」の番組の前説を務めていたこともあり、その番組内で結婚の報告をしました。
フットボールアワーの後藤さんからも、安倍総理のネタに絡んだ祝電が贈られるなど、心温まる贈り物がありました。
https://twitter.com/satake2001/status/1329724877155098625?s=20
海外(アメリカ)での事例
日本でも大人気のニューヨーク発サンダル&アクセサリーブランド「Sand by Saya」
このブランドのデザイナー、サヤさんは、イギリス人の彼とオンライン結婚式を行いました。
【アメリカでは結婚が法的に認定されるまで大変】
日本とアメリカでは、法律的に結婚が認められるプロセスが違います。
アメリカでは、
- 「結婚許可証」を取得し、
- 神父や牧師などの司式者のもとで誓いを立て、
- 結婚許可証に司式者と立会い人の署名をもらい、
- 市役所に提出する
ことで、ようやく法律的に結婚が認められるのです。
アメリカでは、ロックダウンにより、司式者に挙式を行ってもらうことや市役所に提出することが出来なくなってしまいました。
そんな中、ニューヨーク州では、4月18日よりインターネットでの婚姻手続きが認められるようになりました。
なんと婚姻手続きが認められるようになった当日に、アメリカ・日本・イギリス・イタリアにいる友人とZoomですぐにオンラインでの結婚式を行ったそうです。
30〜40名ほどのゲストに見守られ、無事結婚できたお二人。
オンライン上でゲストの笑顔を見られて安心したとのことです。
また「市役所に行くよりずっといい」とコメント。
自宅にいながら、皆さんに見守ってもらえるのは、オンラインウエディングならではですね。
コロナ状況下での、海外のオンラインウエディングの実例は、こちらの記事が詳しく書いてあります。
ドライブスルー婚?ウェブ婚? コロナ状況下でも海外の花嫁がした実際の結婚式とは?【新型コロナウィルス】
オンライン結婚式実例まとめ
今回ご紹介した例では、ゲストとコミュニケーションが取れる双方向のメディアを使っていますが、YouTubeに動画をアップする一方的通行型の結婚式もあります。
また、結婚式本番として使用される方もいらっしゃれば、延期した結婚式の前のプレ結婚報告会として利用されている方もいらっしゃいました。
オンライン結婚式を行う際は、
- 本番の結婚式の予告(いわゆる0.5次会)として利用するのか
- 本番の結婚式として利用するのか
コンセプトを決めてから、ゲストに伝えると良いですね。