Web招待状では、デザインのキレイさや使いやすさに目が行きがちですが、セキュリティ面もとても大事です。
Web招待状は悪意を持ってセキュリティを突破しようしない限り基本的に個人情報が漏れる心配はなく安全な仕組みになっていますので、ご安心ください。
ほとんどのサービスでは安全な施策がとられていますが、一部のサービスでは対策が不十分な面も見られました。
この記事では、セキュリティ面に注目してWeb招待状を比較した結果をお伝えします。
現在では既に対策されている場合もありますので、あくまで参考としてお考えください。
目次
個人情報が漏れるリスク
Web招待状はやりとりがWeb上で手軽にできる反面、デメリットとしてセキュリティの問題も出てきます。
招待状の中には式の日程だけでなく、
- 新郎新婦の氏名
- 写真
- プロフィール
などの内容が記載されているので、誰でもアクセスできる状態では個人情報が漏れやすいです。
人に見られたとしても大した情報はなさそうですが、悪意ある人に特定されると誤った出欠情報を入力されるなどの心配もあります。
ゲストの氏名や住所は、ログインIDとパスワードによって守られているので、IDとパスワードを複雑にするなどしてセキュリティを高めてください。
知り合いに見られる可能性はかなり低い
まずはじめに、Web招待状を送っていない知り合いに発見される可能性は、かなり低いので安心してください。
というのも、悪意を持ってセキュリティを突破しようとしないと、基本的にアクセスできない仕組みになっているからです。
セキュリティの高さを決める4つの要素
セキュリティの高さ・低さは、「第三者からのURLの見つかりやすさ」で決まります。
- パスワードが設定されている
- 長く、複雑なURLが設定されている
などの工夫がされていると、セキュリティが高いと言えます。
逆に、
- パスワードがない
- URLが短い
という状態では、手当たり次第URLを入力する方法で簡単に特定できてしまいます。
URL・パラメータは複雑な方がいい
Web招待状にアクセスするには、URLもしくはURL+パラメータを特定する必要があります。
URLもパラメータも半角英数字が設定でき、基本的に大文字小文字を区別します。
(しかし、サイトによっては大文字小文字を区別しない場合もあります。)
- URL部分がなるべく長い
- 大文字小文字を区別する
この2つを満たせば、URLの特定が難しいためセキュリティが高いと言えます。
・パラメータ http://〇〇・・・/?△△・・・の「?」以降の部分のこと。
・サブドメイン
・サブディレクトリ
の2パターンがありますが、基本的な考え方は同じ(なるべく長く、複雑にする)です。
短縮URLの危険性
「楽々Wedding」と「ビルーチェ」は、短縮URLが設定できます。
短縮URLは、URLを短くすることでLINEでリンクを送った時の見栄えをよくするためにあります。
通常URL | https://online-wedding.site/web-invite-security/ |
短縮URL | https://bit.ly/3jM0fOS |
しかしセキュリティの観点で見ると、短縮URLは通常URLに比べて少しだけ危険になります。
短いURLの方が攻撃者にとっては突破が簡単なので、アクセスされやすいからです。
合言葉(パスワード)設定してセキュリティを高める
Web招待状にアクセスする際に、合言葉(パスワード)設定できるサービスもあります。
URLの特定に加えてパスワードも突破しなければならないので、合言葉を設定するとセキュリティがとても高くなります。
ただし、合言葉の入力は、ゲストにとって入力の一手間を増やしてしまうためちょっと面倒な一面も・・・。
セキュリティが特に気になる方は設定したほうが良いですが、個人的には
- 結婚式が始まるまで→合言葉は設定しない
- 結婚式が終わったら→合言葉を設定しておく(想い出として残しておくため)
という対応が良いと思います。
検索されない対策(noindex)
通常、不特定多数の人に見られたくないページには、検索されても出てこない設定(noindex)が設定されています。
noindexが設定されていないと、検索で自分のWeb招待状が出てきてしまう危険性があるので注意が必要です。
web招待状のセキュリティ比較結果
上記の観点で各サービス比較すると、このような結果になります。
サービス | |||||||
総合評価 | ◎ | ◎ | ◎ | ○ | △ | △ | × |
合言葉 | ○ | なし | ○ | なし | ○ | なし | なし |
検索対策 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | × | ○ |
URL パターン数 |
57桁 | 43桁 | 短縮:17桁 通常:26桁 |
26桁 |
12桁 独自あり |
35桁 | 短縮:8桁 通常:39桁 |
URLパターン数は、桁数が多いほど安全
※なお、評価は当サイト独自のものです。
比較した結果、セキュリティが高いのは「Dear」と「BRAPLA」でした。
特定されにくい抜群のセキュリティはDear!
Dearは、やはり有料だけあってセキュリティ対策も完璧です。
URLパターンの桁数もどのサービスより複雑で、特定するのはほぼ不可能。
さらに合言葉も設定できるので、万全のセキュリティと言えます。
使い勝手が抜群で高いセキュリティ「BRAPLA」
BRAPLAはデザイン性が高く、何より抜群に使いやすいWeb招待状です。
URLが半角英数字28ケタで構成されており、セキュリティも完璧です。
現時点ではサービス自体が一番新しく、これまでWeb招待状を使ったユーザーの意見が反映されています。
有料ならDEARですが、無料の中では一番おすすめなWeb招待状です。
無料なのに様々なニーズに対応できる「楽々Wedding招待状」
楽々Wedding招待状は、完全無料で使えてハイレベルなデザインの、人気のWeb招待状サービスです。
短縮URLが設定できますが、大文字・小文字・数字全てを区別する特定の難しい設定になっているので、他人に見られる心配はまずありません。
それでも心配な方はさらに合言葉も設定できるため、見た目も短くスマート&高いセキュリティを実現しています。
猫の招待状はセキュリティが高く安全!
猫の招待状は合言葉の設定ができないものの、URLが長くセキュリティが高いので安全して使えます。
検索しても出てこないようになっていますし、管理画面もわかりやすくデザインもおしゃれ。
他のWeb招待状のサービスより一歩細かいところまでケアできている感があって、個人的には好きなサービスです。
Weddingdayで独自URLにするなら合言葉設定を
合言葉が設定でき、検索対策もされているWeddingdayですが、独自URLを設定できます。
独自URLとは
「https://taka-megu.weddingday.jp」
のような覚えやすいURLのことですが、覚えやすい反面セキュリティには弱くになります。
ただ、合言葉を設定すればセキュリティはかなり固くなりますので、もし独自URLを設定するなら合言葉も設定しておきましょう。
セキュリティの総合評価は△としましたが、正しく使えば高いセキュリティになりますし、デザインもキレイなのでおすすめできるサービスです。
ビルーチェは検索対策が不安
ビルーチェ(Biluce)はURLに20ケタのパラメータがあり、そのパターン数は35桁と高いセキュリティを誇ります。
しかし、検索対策が万全とは言えないため3位となりました。
とはいえ、検索に表示されることはほぼないので、デザインが気に入れば全然心配なくビルーチェ(Biluce)を使って大丈夫です。
細かいところまでケアしていたのはDear
合言葉の入力画面をWeddingdayとDearで比較すると
このように、Weddingdayの「このページで合っているのかな?」とちょっと不安を感じそうなところも、Dearなら新郎新婦の名前が出るので安心して進める工夫がされています。
また、招待状のURLを間違って入力した時の画面も
と、Dearだけはゲストへ不安を感じさせない作りになっています。
普通に使うとDearは最低¥9,800の有料サービスなので、最初は安くないと感じてしまいます。
しかし、こういった
- 安心感
- デザインの美しさ
- 細かな使い勝手の良さ
をトータルで考えると、少しお金を出しても良いのかなと思います。
まとめ
セキュリティについてはあまり考えない人も多いですが、セキュリティの観点で選ぶなら
- 無料でセキュリティが高いのはBRAPLA
- 有料でいいなら抜群のデザイン性のDear
- デザインが気に入れば猫の招待状
- 「短縮URLなし+合言葉設定」するならWeddingday
から選ぶのが良いでしょう。