ハーバリウムは、枯れることはありませんが、徐々に劣化していきます。
劣化スピードは保存状態や作り方によってばらつきがありますが、最終的には「見た目がキレイじゃなくなったな」と思った時が捨てるタイミングです。
おおよその目安としては、約1年くらいはキレイな見た目を保ちます。
この記事では、ハーバリウムの捨てるタイミングや寿命を長くする方法、捨て方についてお伝えしてします。
捨て方を間違うと水道管をつまらせる心配がありますので、正しい捨て方をしてくださいね。
目次
ハーバリウムは枯れるのではなく劣化する
ハーバリウムは植物そのものが腐るわけではなく、時間の経過とともに、変色によって全体が茶色っぽくなっていきます。
ハーバリウムかなり劣化してきてしまったなぁ pic.twitter.com/DgOggvtBK2
— 弥那🍨 (@text_yumm) April 11, 2020
花の色素は、光やオイルによってゆっくりと分解されていきます。
冷暗所に保管しておくなら劣化しにくいですが、観賞用として飾っておけば、色褪せていくのは避けられません。
ハーバリウムの寿命や捨て時は見た目で判断
ハーバリウムの寿命は、観賞用として「まだキレイ」と見るか、「もうキレイじゃない」と見るかによって決まります。
「劣化してきて全体がくすんできたな・・・」と感じた時など、捨て時は見た目の主観的な判断になります。
ハーバリウムは1年後どうなる?
ハーバリウムは時間の経過とともに劣化していくため、作ってから1年後にはかなり変色しています。
とは言え、保存状態によって3ヶ月でダメになるものや1年以上経っても綺麗な状態をキープできるものもあります。
そのため寿命に関して正確には言えませんが、大まかな目安として、市販されているハーバリウムは約半年程度が寿命とみておくと良いです。
雨が上がったので仕方なく掃除(  ̄▽ ̄)アスハデキナイ...
棚の中のハーバリウム
半年前(左)の製作時より少し劣化しましたが、まだまだきれい😆✨重いものは少しずつ重力に寄り添う pic.twitter.com/1RsmMupxfZ— ha_l (@ju77112) November 22, 2018
ハーバリウムの劣化の原因と長持ちの方法
ハーバリウムの劣化の原因は4つあり、劣化を防ぐことで長持ちさせることができます。
オイルはシリコンオイルを使う
ハーバリウムに使うオイルは
- ミネラルオイル(流動パラフィン)
- シリコンオイル
の2種がありますが、シリコンオイルの方が長持ちします。
とはいえシリコンオイルは値段が高いので、自作する際にコストパフォーマンスを重視するのであれば、ミネラルオイルの方が安く作れます。
花材は色の濃いプリザードフラワーを
花材は、色の濃いものを選ぶ方が退色が分かりにくいです。
もともと色の薄いドライフラワーよりも、着色したプリザーブドフラワーの花材の方が長く鑑賞することができます。
ドライフルーツや野菜なども可愛いのですが、数ヶ月ですぐに変色してしまい長持ちしないのがデメリットです。
雑菌が入らないように注意
ビンに雑菌が入り込んでしまうと、繁殖して腐敗の原因になってしまいます。
ハーバリウムを作るときは、瓶を熱湯などでしっかりと消毒して雑菌が入らないよう気をつけましょう。
何度も開けると酸素に触れて痛みやすくなるので、オイルを入れて蓋をした後は、なるべく開けないようにしましょう。
直射日光が当たらない置き場所へ
光に当たるととても綺麗なのですが、直射日光が当たってしまうと紫外線の影響で花材が劣化します。
酷い時は1日で色が抜けて退色してしまうことも。
玄関、リビング、トイレなど、日の当たらない場所で華やぎをプラスしてみてください。
ハーバリウムの捨て方
ハーバリウムオイルも油ですので、そのまま排水溝へ流してしまうのはNGです。
食用油と違い自然発火はしませんが、そのまま排水溝へ流すと、水道管の中で固まって詰まるなど深刻な結果を招く可能性があります。
ご家庭で捨てる場合は、2通りの捨て方があります。
オイルを紙などに吸わせて捨てる
油を捨てる時と同じように、新聞紙などに吸わせてから燃えるゴミに捨てましょう。
新聞紙を牛乳パックなどの中に詰めてからオイルを吸い込ませると、牛乳パックごと捨てることができるので手軽です。
凝固剤でかためて捨てる
市販の凝固剤を使うことで、ゼリー状にかためることができます。
>> 油処理剤 固めるテンプル
固めた後は燃えるゴミとして捨てることができます。
注意点として、オイルの種類が「シリコンオイル」のものは凝固剤が使えません。
シリコンオイルを捨てる場合は、新聞紙などに吸い取って捨てる方法で廃棄しましょう。